【第28代高校生平和大使 広島結団式】

 2025年の高校生平和大使の結団式が6月15日、広島市で開催されました。

 結団式には全国18都道府県から北海道の2人を含む24人が集まり、任命証を受け取りました。

 北海道高校生平和大使の岩山さんは「戦後80年を迎え、戦争を実際に体験された方々の数は年々減少しています。だからこそ、今度は私たちがその記憶を受け継ぎ、未来へと語り継いでいく責任があります。インターネットによって世界中に情報を発信できる時代だからこそ、私は直接伝えることの大切さを改めて感じています。高校生平和大使として自分の思いを自分の声、表情で世界へと広げていきたいです。」と話しました。

 また、山岸さんは「私は中学2年生の時に広島を訪れ、被爆者の方の話を聞いたことで、この記憶を風化させてはならないと強く感じました。戦後80年が過ぎ、被爆者の高齢化により証言を直接聞く機会が減る中、私たち高校生が核の恐ろしさや平和の大切さを次の世代へ伝えていくことが重要だと考えています。そのために、署名活動や小中学校での平和授業を通して、多くの人に平和を自分ごととして考えてもらえるよう取り組んでいきます。」と話していました。

 第28代の高校生平和大使24人は9月に国連の軍縮会議を傍聴するほか、核兵器廃絶を求める署名を国連欧州本部に届けるなど、様々な活動をする予定です。

以 上