8月31日~9月6日、第28代(北海道第13代)高校生平和大使の岩山さんと山岸さんは、スイスジュネーブにある国連軍縮部などを訪問しました。2025年は全国から集めた11万1071筆の署名の目録を国連軍縮局に提出し、核兵器廃絶への思いを伝え、欧州訪問を終え帰国いたしました。
岩山さんと山岸さんは今回の派遣で学んだこととして2点を挙げ、1つ目は「平和を多角的な視点から見ることの重要性」です。世界YWCAでのディスカッションや、レジンバル所長の言葉から、戦争や軍拡といった問題は、それ単体の問題ではなく、気候変動や人種差別などそのほかの様々な国際問題が複雑に絡まり合った結果であるということに改めて気付かされました。そして、恒久的な平和を実現するためには、さまざまな視点から平和を捉え、解決するためのアプローチを考える必要があるのだとわかりました。
2つ目は「信頼と対話の大切さ」です。今回の派遣では、さまざまな訪問先から、何度も「信頼(trust)」「対話(dialogue)」という言葉を聞きました。各国間で「信頼」し「対話」できる関係が築かれて初めて、核廃絶という大きな目標に対して議論を進めることができる、ということに気づかされました。相手に自分の意見を押し付けるだけでは、議論は進みません。自分と意見が異なる相手とも対話することを心がけ、それによって信頼関係を築くことが、初めの一歩になると学びました。
今年も高校生平和大使、高校生1万人署名活動へのご支援・ご協力に感謝申し上げます。
以 上




