Peace Messenger
高校生平和大使とは
1998年5月、核拡散防止条約（ＮＰＴ）に加盟していないインドとパキスタンで相次いで核実験が行われたことに危機感を募らせた「ながさき平和大集会」（現在は「高校生平和大使派遣委員会」）に参加する約50の平和団体は、核の惨禍を知る被爆地ヒロシマ・ナガサキの声を世界に伝えるために、未来を担う若者を「高校生平和大使」として国連に派遣することにしました。
1998年から毎年、高校生平和大使は国連を訪問し、核兵器廃絶と平和な世界の実現を訴えてきました。
Activities of Peace Messenger
高校生平和大使の活動
署名
高校生平和大使の主な活動の一つとして、毎年、国連欧州本部へ核兵器廃絶の署名を届け、累積200万筆を超えました。毎年積み重ねてきた署名活動は、着実に国際社会に浸透しています。
これらの署名は「高校生1万人署名活動実行委員会」が中心となって、地域の人々や学生に呼びかけて集めたものです。
平和研修
6月上旬には広島で高校生平和大使の団結式が行われ、資料館の見学や被爆者のお話を聞く予定です。
また、8月には長崎で全国の高校生と世界の平和をテーマに交流したり、各種集会に参加させて頂き、平和大使としての決意を述べます。
平和研修で多くの事を学び、自分の考えをより深いものにできます。
スイス訪問
高校生平和大使は活動の一環としてスイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪問しています。国連では日本全国の平和大使と共に国連軍縮会議の傍聴、核兵器廃絶や平和への思いを伝える活動を行います。
他にも、現地の高校生との交流、UNI、YWCA、日本政府代表部といった機関への訪問を通して私達の声を国際社会へ発信します。
被爆ピアノコンサート
2022年10月20日から23日にかけて、道内4か所で被爆ピアノコンサートを開催しました。高校生による被爆ピアノコンサート実行委員会を立ち上げ、企画、運営を行いました。開催場所との打ち合わせ、高校への出演依頼など、大変な準備が続きましたが、コンサート当日、トラブルがありながらも無事にやり遂げる事ができ、沢山の方から嬉しいお言葉を頂きました。沢山の高校生にコンサートに関わって頂いた事で、平和への関心を広げる事が出来たと感じています。また、このコンサートは北海道高校生平和大使10周年企画として行われました。10周年という節目の年に、こうして大きなイベントを開催できた事をとてもありがたく思っています。沢山の方が関わってくださった事に感謝し、この縁を繋げていきたいと思います。
